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その先の未来へ 育てる思い×伸びる力 教授 卒業生

大同大学には、夢に向かってチャレンジする学生をいつも熱く応援してくれる先生がいる。

株式会社マキタ 開発技術本部 アウトドア精神開発部

2009年 大学院 工学研究科 修士課程 機械工学専攻修了 稲垣大雄さん

卒業インタビュー

「入学当初から、海外で通用するエンジニアになりたいという大きな夢をもっていました」と語る稲垣さんは、現在、電動工具のトップメーカーであるマキタの開発技術本部に勤めている。入社以来、工事用の電動ハンマーやドリルの設計にたずさわり、最近、今の部署に異動した。

「大同大学に入って、高校生の頃から興味のあった英語のスキルアップに取り組むとともに、エンジニアをめざして勉強に励みました。卒業研究を指導していただいた大嶋先生には大学4年次から大学院を修了するまで、ずっとお世話になりました」
稲垣さんの卒業研究とは、小型ハードディスクドライブの振動を抑えるための機器の開発がテーマで、大同大学、名古屋大学、企業との共同研究でした。
「大学卒業後も同じテーマで研究を続けたかったので大学院に進学。さらにレベルアップした研究成果を生むことができ、特許取得にもつながりました。発明者の中に自分の名前があることは誇りになりましたね」

大学院での研究は、主に大嶋教授の母校である名古屋大学で進められた。毎日繰り返される実験をレポートにまとめ大嶋教授にメールで送ると、どんなに遅くなってもその日のうちにチェックされ送り返されてきたという。
「厳しい指導でしたが先生のおかげでずいぶんと鍛えられ、自信がつきました。でも、先生の厳しさはこれだけで終わりませんでしたよ(笑)」と稲垣さん。その試練とは、大学院生時代にドイツのミュンヘンで開かれた国際的な学会で自分が研究発表することになったこと。もちろん論文を発表する時は英語だ。
「高校時代から英語は得意だったので、ある程度は自信があったんですが、いくら頑張っても先生から厳しいダメ出しをもらい、本当に何度も何度も書き直しました。でもそのおかげで、当日は自信をもって堂々と発表できたと思います」
稲垣さんは、「大同大学で学んだことをマキタで活かしたい。大学院で研究した振動を抑える技術を使って、振動が少ない人にやさしい電動工具を開発したい」と考えている。まだまだ先輩の指導を受ける立場だが、5年後には自分の力で開発した工具を世の中に送り出したいとの野望を抱いている。
最後に大同大学の魅力は?との質問には、「大学は受け身で学ぶ場ではなく、先生に自分からぶつかって力をつけていく場です。思い切りぶつかったらそれ以上の力でこちらの思いに応えてくれる先生ばかり。それが大同大学のいいところです」と、答えてくれた。

対談

大嶋教授
稲垣くんは、大学を卒業したら大学院に進み、研究を続けたい、というはっきりとした目標や意思を持っていましたね。
稲垣さん
大学に入る前から海外で通用するエンジニアになりたい、と思っていたから、英語には力を入れていましたし、その希望に沿った学科・専攻を選びました。
大嶋教授
共同研究の担当に稲垣君を推薦した理由も、英語が得意だったことと、はっきりとした目標をもっていたからです。指導教員としては教えがいや鍛えがいがありましたね。
稲垣さん
先生には、ずいぶんと生意気なことも言ったと思います(笑)
大嶋教授
たしかに生意気すぎると感じるほど意欲的だったね(笑)。でも大学の卒業研究は、学生が新しいことにチャレンジできる大切な機会です。すでにある技術をまねるのではなくまったく新しい技術への挑戦です。そして、一人で研究を進めるのではなく、教員とキャッチボールをしながら取り組みます。だから教員とぶつかったり話合ったりすることはとても重要なんですね。
稲垣さん
卒業研究指導を通じて、個性や希望する進路、能力を考慮しながら力を伸ばしていただき、大きな自信をつけることができました。
大嶋教授
知識だけでなく、課題を解決するためのアプローチの方法や考え方、あきらめない態度を身につけた と思いますね。学生のこうなりたい、こうしたいという思いが強ければ強いほど、教員も力が入ります。時には意見が衝突することもあったけれど、それはエネルギーがある証拠。
稲垣さん
だから3年間で大きく成長でき、大学院修了時には「学長賞」も獲得できました。また先生のアドバイスでアメリカのオレゴン州立大学に留学する機会もいただき、学生生活をしっかり充実させることができました。
大嶋教授
ロボティクスは機械と電気、情報工学が融合した分野で、これからますます暮らしや産業になくてはならないものになるはずです。また大同大学の工学部では「学生プロジェクト」に力を入れています。ソーラーボートやロボカップサッカーといった全国大会に学生が競って参加して、実践の中で理論と技術を高めています。
稲垣さん
学生時代に仲間と助け合ってプロジェクトを達成した経験は、エンジニアとしての仕事に活きています。設計開発は一人でできる仕事ではないからです。こんなことがわかったのも大同大学で学んだ成果です。
大嶋教授
そうですね、これからも学び続ける姿勢をもって夢を実現してください。

教授プロフィール

工学部 総合機械工学科 大嶋和彦教授 工学博士

[ 学 歴 ]
1989. 3 名古屋大学大学院工学研究科博士後期課程
     機械工学専攻修了
[ 経 歴 ]
  • 1989. 4 名古屋大学
  • 1995. 4 大同工業大学 助教授
  • 2005. 4 大同工業大学 教授
[ 専 門 ]
制御工学、メカトロニクス
[ 所属学会 ]
日本機械学会、計測自動制御学会、日本ロボット学会

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