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その先の未来へ 育てる思い×伸びる力 教授 卒業生

第三者認証を受けた教育プログラムや少人数教育のおかげで、本当の実力がついたなと実感できました。

岡崎市 都市整備部 組合指導室技術指導班 技師

2009年 工学部 都市環境デザイン学科 卒業 太田靖人さん

卒業生インタビュー

太田さんは、現在、岡崎市都市整備部組合指導室の技師として、土地区画整理組合を指導する仕事に携わっている。
「道路や公園などの公共施設を整備し、土地の形状、区画を整えて健全な市街地を創出する土地区画整理事業、この事業を行うために地権者によって構成された土地区画整理『組合』に対して、助言、指導をしています」と語る太田さん。大同大学を卒業して3年目を迎えたところだが、すでに責任は重い。
「区画整理事業を進めていく中で必要となる、関係法令等への対応、各種申請書類や協議書類作成等への助言、指導など、主に法律的、技術的なサポートをしています」
太田さんが担当している土地区画整理事業は、面積が41ヘクタールと広大で、地権者も多い。現在は田畑が広がっている土地が、将来、魅力あふれる街並みに生まれ変わる」ことが理想だ。

「未来のまちづくりのお手伝いをしているのだから、若いからといって甘い仕事はできません。複雑で難しい仕事なので、初めは戸惑うこともありましたし、若いからといって地権者に相手にされないこともありました。でも、大学で都市計画や土木、区画整理事業の基礎を学んだ経験を活かし、上司や先輩の指導のもと、焦ることなく着実に仕事をこなしてこれたと思います」と語る。
今では、事業全体のコスト管理にかかわる不動産市場の調査や土地の履歴調査などの報告書作成への支援もまかされている。
「多くの方の利害がかかわる大規模な事業であり、自分の親より年上の方とも交流する機会が多くあります。でも、学生時代にコミュニケションの基本も学んでいたため、不安を感じることはありませんでした。また、音楽研究部で他大学の学生と活動したことで、人それぞれ感性考え方に違いがあることがわかり、交流を深めていく中で自分の幅を広げることができたと思います」
大学4年次を過ごした嶋田研究室では、都市計画、交通計画をテーマに卒業研究を行った。
「嶋田先生からは、国や県の方針や、市町村の計画を関連付けて考察することを学びました。この研究室では、卒業後、同じ分野で活動している仲間がいることが心強いですよ」と笑顔で締めくくってくれた。

対談

嶋田教授
研究室では、都市計画や交通計画を学び、現実の社会で問題になっていることをテーマとして取り上げて研究をしています。ここ愛知県は、名古屋のような大都市もあれば、中山間地域もあり、研究フィールドとしては面白いエリアです。その中で太田君は、身近な街をテーマに卒業研究を仕上げましたね。
太田さん
「大同町駅周辺における再開発整備構想の提案」をテーマに卒業研究をまとめました。6月にテーマを決め、半年以上かかりました。特に模型づくりが大変でしたが、先生から、県、市のマスタープランや、関連計画をしっかり調べなさい、と言われたことが今の仕事に通じていると思っています。
嶋田教授
私は理論とフィールド・ワークをともに重視しています。政策提案をするには基礎理論をしっかり学んだ上で、現実の事象を正確に分析する力が必要です。
太田さん
最初は都市計画、交通計画をしっかり学び、その上で、学生一人ひとりのテーマに合わせ指導していただきましたね。
嶋田教授
卒業研究指導では、学生の自主性を重視しています。自分が興味を持ったテーマを、最後まで貫いてほしいと思っています。一人ひとりの関心を高めつつ、基礎をしっかり築くことが社会に出てから役に立つからです。太田君は若いのに、複雑な利害がからむ難しい分野で頑張っていますね。学生時代からコミュニケーション能力を育んできたから、今の仕事ができるのだと思います。私も都市計画分野に専門委員として参加しているので、土地区画整理事業の大変さもわかります。
太田さん
4年間を通じて、学びの面で厳しく鍛えられたという経験も大きいですね。
嶋田教授
当時学科では、JABEEという技術者教育プログラムの外部審査を受け、認定されていました。1年次から卒業後の人生を見越したしっかりとした教育が実践されていました。
太田さん
就職してから、そのありがたさを実感できました(笑)。
嶋田教授
卒業生にそう言ってもらえるとうれしいね。
これからも、幅広い分野の勉強とともに、外部との交流を深め、相手の気持ち立場が分かる行政マンとしてさらに成長してほしいですね。
太田さん
ありがとうございます。粘り強く頑張ります。

教授プロフィール

工学部 建築学科 土木・環境専攻 嶋田喜昭教授 博士(工学)

[ 学 歴 ]
1996. 3 福井大学大学院工学研究科博士後期課程修了
[ 経 歴 ]
  • 1996. 4 福井大学 助手
  • 1997. 4 大同工業大学 講師
  • 2001. 9 米国オレゴン州立大学 客員研究員(~2002.8)
  • 2004. 4 大同工業大学 助教授
  • 2012. 4 大同大学 教授
[ 専 門 ]
交通計画、地域・都市計画
[ 所属学会 ]
日本都市計画学会、交通工学研究会、土木学会

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