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2017.06.08 先生の活躍/建築学科 インテリアデザイン専攻/建築学科 建築専攻

日本建築学会賞贈呈式に出席/佐藤達生特任教授

 既にお伝えしている、建築学科佐藤達生特任教授の「日本建築学会賞」の受賞に際し、佐藤達生特任教授が5月30日(火)に行われた2017年日本建築学会賞贈呈式に出席しました。
 日本建築学会賞は、一般社団法人日本建築学会が設けている国内で最も権威のある建築の賞で、日本国内における建築・建設分野で功績をあげた個人・団体を称え授与されるものです。
 受賞に関する記事はこちら→http://www.daido-news.jp/daido_news/teacher/post-12.html

佐藤達生特任教授のコメント 
 受賞した研究は、ゴシック建築の成立に関する新しい仮説を提示し、これを考古学的方法によって論証したものです。仮説はそれまでの研究上の疑問から生まれたものですが、2003年頃、定年退職までにこの仮説を論証する計画を立て、実行に移しました。計画にしたがって2005年頃からフランスを中心に現地調査を行い、毎年20~30棟の教会堂を調査、これまでに240棟を超える教会堂の支柱形状(約1000本)を実測してきました。調査はすべて単独で行い、平行して関連文献を多数熟読しました。成果は逐次日本建築学会の論文集に発表し、最終的に8編の連続論文としてまとめることができました。昨年9月に最後の論文が学会の論文集に掲載されたのを待ち、学会賞に応募したものです。研究者として、大学での研究生活を完結できたことを、大変うれしく思っております。

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