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PICK UP LAB 10“いいもの”だけど “使いにくい”伝統工芸品。進化のカギはプロダクトデザイン。 / 情報学部 情報デザイン学科 岡田研究室 PICK UP LAB 10“いいもの”だけど “使いにくい”伝統工芸品。進化のカギはプロダクトデザイン。 / 情報学部 情報デザイン学科 岡田研究室

全国各地にある伝統工芸品。その地域の文化が
息づく大切に守り伝えるべき物ですが、
普段の生活にあまり馴染みがないと思いませんか?
これから先も存続させるためには、より多くの人が
手に取り、使ってもらうことが必要です。
そんな伝統工芸品をデザインの力で
いかに身近なものへと進化させるか。
このテーマに取り組んでいるのが、
第一線のプロダクトデザイナーとしても
数々の商品を世に送り出してきた、
大同大学情報学部情報デザイン学科の岡田先生です。
先生に、プロダクトデザインとは?
というテーマで語っていただきました。

情報学部 情報デザイン学科 岡田心先生

伝統工芸品を守り伝えるために必要な進化とは。

日本には、伝統工芸品と呼ばれるものがたくさん存在しています。江戸切子や輪島塗、美濃焼、大島紬など、みなさんもいくつかは思いつくのではないですか。いずれも地域の文化的な財産として、また地場産業の重要な柱の一つとして大切に受け継がれています。しかし、どの地域でも大きな問題となっているのが後継者不足です。伝統工芸品と聞くと、職人が一つひとつ手作業で作り上げる芸術品のようなイメージがあります。
実際、伝統的な工芸品の多くは時間もコストもかかり産業としての成長を見込むことは難しそうです。
その伝統技術を現代のニーズにマッチした形に進化させることで、工芸品を身近なものにできないかという考えから、研究に取り組んでいるのが岡田先生です。

スタイリッシュに生まれ変わった「すいちょこ」のほか、
カラフルにデザインされた枡や枡を作成する際に出る
薄いヒノキを使った加湿器も。

このままで満足?当たり前の物に疑問をもつ。

どこか古くみえて普段の生活で使用するイメージがない伝統工芸品を、使ってみたい! と思ってもらうものにするために重要なのが、デザインというスパイスを加えることです。
岐阜県の大垣市は、「木枡」の生産では全国の8割を誇る日本一の産地です。イベントなどの鏡開きなどでよく見かける木枡は、ヒノキの香りが飲み物をより味わい深くしてくれますが、形といい容量といい、どうしても「オヤジ」感があります。岡田先生はそこで、女性にももっと使ってもらえるようにと、製造方法はそのままに、三角の木枡「すいちょこ」を作りました。スタイリッシュに生まれ変わったこの枡は、その年のグッドデザイン賞にも選ばれ、発売以来人気商品となっています。
「当たり前と思って、実は見ないふりをしているものがたくさんあります。それを敢えて少し違う視点から見てみる。本当にこれで満足?もっとこんな風だったらいいのにと思っていることを、カタチにしていくこと。これもプロダクトデザインなのです」と岡田先生は語ります。

マトリョーシカのよう、
次々と道具がでてくるのも面白い「potterin」。

重要なのは地域性。現場に足を運び、現地の人との交流の中にヒントがある。

岡田先生は第一線で活躍するプロダクトデザイナーとして、ほかにも多くの製品を手がけてきました。
富山県の仏具メーカーとタイアップして、仏間のない現代の住環境にも合った、おりんとりん棒、香立、花立が一体となった「potterin」を発案。リビングにあっても違和感なく、しかもコンパクトにまとまった仏具は、これまでの「当たり前の形」への疑問から生まれました。
そんな岡田先生が指導する研究室で、先生が大切にしているポイントは二つ。まず、成熟した現代の世の中で、新しいものを生み出すために必要なのは、これまでにない視点です。「そんなことやっていいの?」と思う固定概念を捨てること。アイデアの可能性は「そんなこと」から広がります。もう一つは、その土地に行き、そこの人たちとコミュニケーションをとることです。「すいちょこ」も「potterin」も、現場に何度も通って職人さんとの絆を深めることから生まれた製品です。新たなプロダクトデザインを考える上で、忘れていけないことは地域性です。
岡田研究室では、その工芸品を作り出す現場を大切にし、職人さんたちとの何気ない会話の中からデザインの糸口を見つけ出しています。同時にその作品が、現代生活の中でどんな場所で使われるものなのかという「使う現場」も重視。デザインの力で「普段の生活の中で使いたい」と思うものを生み出していく。岡田研究室では、そのプロセスを通じて、プロダクトデザインの本当のおもしろさを見つけ出すことができるのです。

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