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短期留学BLOG

聴講留学援助・留学レポート⑪(最終報告)

2020.04.14
 留学援助制度採用者レポート

マルタ共和国での1年間の留学を経て帰国した佐藤 大介さんからの最終報告をQ&A形式でお届けします。今後、留学をしたいと考えている皆さんにとっても有益な情報ですのでぜひ参考にしてみてください。(※)

<留学に至った経緯や留学準備について>

Q.留学をしようと考えた経緯や動機などについて教えてください。
A.海外での経験は今後も進んでいくグローバル化においてビジネスで大きく役に立ちます。海外での生活を送ることは表面的なことだけでなく深く文化について学ぶことができそれを通して日本と外国の違いを知ることができます。そして英語を話せることはより様々な場所から情報を集めることや発信することがでます。これらの能力は就職する際にほかの人にはないものとして武器になると思ったからです。

Q.留学先の国・都市や大学、プログラムを決めた理由や方法を教えてください。
A.担当教員で留学経験のある高柳准教授に相談したところ、様々な文化と長い歴史のあるヨーロッパを勧めてもらいました。また、英語を公用語としている国で今後も使うことのできる英語を学びたいと考えたところ、イギリス、アイルランド、マルタの3ヶ国が条件に合いました。留学費用もできる限り抑えたく、ヨーロッパの中で比較的に物価の安いといわれているマルタでの留学に決めました。プログラムについては英語で専門的なことも学べることと、大同大学の「学生海外聴講留学援助」の対象になることから、半年間ずつの語学研修と大学聴講を組んだプログラムにしました。

Q.実際に留学準備を始めたのは応募した時期からどのぐらい前でしたか?
A.応募の1年ほど前から、どの国に行きたいか、その国のどの語学学校に行くのかなどの相談をエージェントの方と始めていました。

<留学前の語学対策や準備について>

Q.留学前の語学対策、TOEIC等の語学試験の受験回数などについて教えてください。
A.英語を話すのに圧倒的に語彙力が足りなかったので単語学習を中心に進めました。また、試験に関しては留学に行くまでにTOEICを4回受けました。

Q.留学前の準備(身の回り品の用意、資金の調達、必要手続きなど)について教えてください。
A.インターネットで、必要になりそうな物を調べてそろえたりアルバイトでお金を貯めたりしていました。ビザについては現地での申請なので、必要な書類の作成と準備方法などをエージェントの方と相談しながら進めました。

<授業や勉強について>

Q.留学先で履修した科目名および科目数、授業の内容や形式、履修方法などについて教えてください。
A.科目名・科目数…Design workshop, Sustainable development, Philosophy of conservation(計3科目)
  授業内容・形式…Design workshopでは指定の土地に建物を建てる設計について、Sustainable developmentでは既存の建物を壊すべきか再利用するかについて、Philosophy of conservationでは環境保全についてを学びました。

Q.上記の科目を選択した理由や目的を教えてください。
A.ヨーロッパでは地震が多くないので建物が長いこと持ちます。その建物についての対処や活かし方など、そこでしか学べないものを選びました。

Q.授業を受けるにあたって、心掛けていたことや工夫したことなどについて教えてください。
A.先生が早口で何を言っているのかわからない時があったのでリスニングの練習や授業中にわからなくてメモをとって後で質問に行ったりしていました。

Q.学習面で困ったこと、またそれをどのように解決したかなど、エピソードがあれば教えてください。
A.留学生が少なく友達を作ることが難しかったので授業の予定などがわからないことがありました。一人ではわからないことも多く自分から動かないと友達もできないので積極的に話しかけたり質問をしたりしました。

Q.学習面で日本とは違った点や印象に残っていることなどがあれば教えてください。
A.授業中にデスカッションなどのグループワークが多かったことが印象に残っています。それぞれのグループの代表が最後に発表し意見交換をしていたのが日本ではあまりないように感じました。また黒板がなく基本的にはスクリーンでの説明でその後ネットにその書類はアップされるので復習がしやすかったです。

<大学生活について>

Q.現地の人々の雰囲気や現地大学の校風、学生の様子について教えてください。
A.全体的にとてもフレンドリーで学校内の机でグループで勉強していたり図書館でも多くの学生を見かけました。授業では前のほうに生徒が座って生徒と教師の距離が近くときにはジョークを交えながら全員が授業に参加していました。

Q.設備、施設、周辺環境などについて教えてください。
A.マルタ大学は総合大学なので敷地が大きく周辺にはレストランなどがありました。しかし場所が都心から離れているため近くに畑もありのどかな雰囲気も感じることができました。

Q.留学先で現地の学生とどのように交流を深めたか、工夫したことなどを教えてください。
A.自分から話しかけたり飲みに誘ったりして交流を深めました。相手もフレンドリーなので特に臆することもなく話すことができました。

<今後の進路や目標、就職活動について>

Q.今後の進路や目標があれば教えてください。また留学の前後で、進路や目標に対しての考え方や気持ちの変化があれば教えてください。
A.ビジネスでも使える英語にまで自分の英語を伸ばし建築と英語の両方を生かせる仕事に就きたいです。留学の前後で自分が日本人であること自覚し日本に貢献できるように仕事をしたいと考えるようになりました。

<留学を終えた感想・他の学生へのアドバイス>

Q.留学を終えた感想を教えてください。
A.留学に行ったことで様々な国籍の人とかかわることができました。コロンビアの人は時間通りに来ないことや、トルコ人は情に厚いことなど様々な経験をしました。マルタの友達がデモに参加していたり、先生が政府の批判を始めたり、日本ではあまり経験しないようなこともしました。それらは自分の考え方を変えたり、自分は日本人なんだと検めて認識させてくれたりしました。日本に住んでいる人はほとんどが日本人として同じ価値観を持っているので、自分が日本人と認識する機会がありませんが、外国に行くととてもよくわかります。そして生まれ育った国が一番合うこともよくわかりました。しかし一度海外に行ってみないと、それはわからないとも思います。韓国人の友達が、酔っ払いに「中国人」と馬鹿にされて絡まれたことがあると聞きました。アジア圏外の人からしたら、日本人も韓国人も中国人に見えるみたいです。顔が同じだとしても文化が違うのに、同じ扱いをされるのはいい気持ちではありません。留学に行ってそういうことを知れたのはよかったと思います。今もし外国の人とかかわることがあれば、よりその国の文化について知るようにしたいと思います。外見だけの判断は人を傷つけると再認識させられました。これらのことからグローバルな社会になる中で国際的な知識を持ち活躍できるように今後も勉強していきたいです。

Q.今後留学に行くことを検討している学生に対して、アドバイスなどがあれば教えてください。
A.もし僕が留学前に戻るとしたら、単語の勉強をすると思います。地味で面白みはありませんが四技能のすべての基礎だと思っています。知らない単語が多ければ何も話せないし何も理解できません。逆に単語さえ知っていれば何となく言っていることも書いてあることも理解できます。語学学校では一人で留学に来ている人がほとんどなので友達を作るのは簡単です。大学は語学学校よりは難しいですが努力すれば絶対できます。一度も経験したことのないものは怖いものですが一度経験すればたいしたことはないと新たな選択肢を増やすことができます。不安でも一歩踏み出した先を見て頑張ってください。

 

大同大学では海外で活躍したいと考えている皆さんを支援するため、学部生向けに「学生海外語学研修援助」および「学生海外聴講留学制度」、大学院生向けに「学生海外研修援助」および「学生海外留学援助」をはじめ、各種制度やプログラムを設けています。詳細は本学ホームページでご覧いただくか、学生室までお問合せください。
https://www.daido-it.ac.jp/life/study/gakubu/

 

※2020年4月14現在、新型コロナウイルス感染症に関連して世界的に出入国制限等の措置が実施されています。外務省ホームページや本学ホームページ等で最新情報を収集するとともに、不要不急の渡航を控えるなど安全管理に努めてください。
外務省ホームページ: https://www.mofa.go.jp/mofaj/
大同大学ホームページ 新型コロナウイルス感染症情報まとめ:https://www.daido-it.ac.jp/corona/index.html

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