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2017.04.10 学生の活躍/情報デザイン学科 プロダクトデザイン専攻

中日新聞、NHK「ほっとイブニング」で有松絞りの研究が取り上げられました/山中さん(岡田研究室)

 1月7日(土)中日新聞、3月23日(木)NHK「ほっとイブニング」(月~金、18:10~19:00)で、岡田心研究室 山中嘉太朗さんの有松絞りの研究が紹介されました。
 山中さんは、400年以上続く有松絞りを後世に伝承していくために、自身の技術を使って力になることができないかと思い、この研究に取り組みました。たたんだ布を木版で挟んで染める「板締め絞り」に目をつけて、板自体に柄を彫ることで複雑な模様を簡単に作ることができるのではと考え、試行錯誤を繰り返しました。
 3D切削機を用いて板に柄を彫っただけでは、うまく柄が出なかったため、板にかかる圧力を測定して調整し、何度も試作した結果、美しいグラデーションで細やかな柄の「片野絞り」に似た新たな模様が生まれました。板の模様を変えるだけで、様々な模様を作ることができるため、これまでの技法では出来なかった模様で染めることも可能になります。この方法を「山中絞り」と名付け、山中さんが卒業した今は、岡田研究室の後輩が研究を引き継ぎ、山中さんも手助けをしながら、模様の種類や耐久性の改善などをし実用化を目指しています。

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