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2019.08.21 先生の活躍

国際学会で研究発表しました/高山努教授、酒井陽一名誉教授

国際学会の開催案内の一部(上図)、Xuan Wei(宣威)市の位置(下左図(Google Mapより引用))、発表に使ったメスバウアースペクトル(下右図)

国際学会の開催案内の一部(上図)、Xuan Wei(宣威)市の位置(下左図(Google Mapより引用))、発表に使ったメスバウアースペクトル(下右図)


 教養部の高山努教授と酒井陽一名誉教授が、東京大学、香港大学、中国科学院と共同研究を行い、その成果が、2019年7月にフランス・パリで開催された「粘土科学・工学に関する国際学会」にて発表されました。発表代表者は東京大学の小暮敏博教授が務めました。研究報告のタイトル、発表者などは以下のとおりです。 

 "Acicular chamosite in the coal mined in southern China, as potential cause of lung cancer in the area",
 T. Kogure., T. Linwei, Y. Sakai, T. Okumura, S. Jing, T. Takayama, L. Changzhong, S. Kaimin, and L. Dong
 2019EUROCLAY International conference on clay science and technology (Paris, France, July 1-5, 2019).

 中国の南部のXuan Wei(宣威)市とその近隣では、特に女性において、肺がんの発生率が特異的に高いことが知られています。この地域では、シャモサイトという鉄濃度の高い緑泥石を多く含有している石炭を燃料として室内で使っています。この研究では、肺がんの原因が吸引される石炭煤塵にあるのではとの狙いを定め研究しました。大同大学グループは、石炭そのもの、石炭の加熱/燃焼生成物の鉄の化学的状態をメスバウアー分光測定・解析で明らかにすることを担当しました。
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