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2022.03.30 先生の活躍

映像処理エッジを複数連携させた8K非圧縮映像のライブ製作・配信実験に成功しました/君山 博之 教授

国立研究開発法人情報通信研究機構(以下「NICT(エヌアイシーティー)という。」)が主催し、2022年2月に実施された「超高精細映像遠隔配信実験2022」において、大同大学は、神奈川工科大学、琉球大学、ミハル通信株式会社と協力して、ネットワーク上のクラウドシステムとエッジシステムを用いることによって、1秒あたり24〜48ギガビットの大きなデータ量を持つ圧縮されていない(非圧縮)8Kライブ映像のリアルタイム切り替え処理、および、非圧縮8K映像をリアルタイムに変換処理する実験に成功しました。具体的には、並列分散リアルタイム処理技術の研究成果を元に開発した、非圧縮8K映像フォーマットをリアルタイム変換するソフトウェアや、8K映像を切れ目なく切り替え処理するソフトウェアを実装したネットワーク内のエッジに設置した計算機システムを用いて、沖縄および札幌からの非圧縮8Kライブ映像とクラウド内の8K映像サーバからの映像をライブ切り換えや変換処理できることを実証しました。また、グランフロント大阪の実験拠点において本研究成果のデモンストレーションも行いました。今後は、フォーマット変換以外の処理を実現していく予定です。この研究成果により、専用の装置を拠点ごとに配置することなく、ネットワーク内の計算機リソースを用いて映像処理が可能になることから、8Kをはじめとする高精細映像をオンラインで処理することが可能となり、高精細映像の利用活性化につながるものと期待されます。本学では、情報学部 情報システム学科 君山 博之 教授 がこの研究に携わっています。
 なお、本研究成果の一部は、NICTの委託研究により得られたものです。

*1 8K映像:現在,放送で利用されている映像の中で最も高精細な映像であり,ハイビジョンの16倍の画素によって構成されている映像です
*2 超高精細映像遠隔配信実験2022:https://testbed.nict.go.jp/event/yukimatsuri2022-press.html
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