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2019.04.17 先生の活躍

アメリカ化学会の学術雑誌に論文が掲載されました/高山努教授・酒井陽一名誉教授

研究対象のクラスターと合成ルート

研究対象のクラスターと合成ルート

 教養部化学教室の高山教授および酒井名誉教授と名古屋大学、ハワイ大学の研究者の共同研究の成果が、アメリカ化学会が刊行する無機化学分野全体を包含する学術雑誌「Inorganic Chemistry」に、査読論文として掲載されました。
 論文のタイトル、著者などは以下のとおりです。
 Synthesis of [Mo3S4] Clusters from Half-Sandwich Molybdenum(V) Chlorides and Their Application as Platforms for [Mo3S4Fe] Cubes
 Yasuhiro Ohki, Ryota Hara, Kenichiro Munakata, Mizuki Tada, Tsutomu Takayama, Yoichi Sakai, and Roger E. Cramer
 Inorganic Chemistry, Vol.58, 5230-5240 (2019)
 この研究は、3つのモリブデン原子、4つのイオウ原子、1つの鉄原子からなる立方体型クラスター[Mo3S4Fe](図の右)、それを得るための原料(図の左)、中間生成物(図の中央)を含む化学合成ルートについて追跡したものです。[Mo3S4Fe]は、生体内で窒素固定(空気中の窒素分子をアンモニアに変化させること)の触媒活性に関りをもつ化合物です。
 大同大学チームは、合成物の確認、特性を明らかにするためのメスバウアー分光測定、解析を担当しました。



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