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2019.02.21 先生の活躍/建築学科 かおりデザイン専攻

平成30年室内環境学会学術大会で、口頭発表、座長、審査委員を務めました/山口一教授

12月6日(木)、7日(金)に東京工業大学大岡山キャンパスで、一般社団法人 室内環境学会が主催する「平成30年室内環境学会学術大会」が開催され、山口教授が口頭発表、座長、審査委員を務めました。
 12月7日(金)に、「温熱環境」のセッションで座長を務め、「微生物汚染」のセッションで口頭発表(清水建設との共同研究)しました。また、ポスター発表におけるポスター賞の審査委員を務めました。加えて、「微生物汚染」のセッションでは「再生医療施設でのDNA 夾雑物の測定とその不活化、(第3報)ラボスケールでの基礎的研究」というタイトルで口頭発表しました。
以下、山口教授からのレポートです。
 iPS細胞やES細胞等を取り扱う再生医療施設では、少量の細胞を遺伝子操作等の処理後に増殖させる必要がありますが、DNA等の核酸夾雑物がこれらの細胞に混入すれば、目的としない細胞の増殖やガン化の危険性も否定できず、製品の歩留りの低下や安全性が懸念されていました。核酸夾雑物はヒト(皮膚など)やカビ・微小生物に由来する他、施設内で使用される別の細胞からDNAが漏洩し、施設内へ浮遊したり建材や器具等に付着すると考えられます。
 DNA等の核酸夾雑物は無色・無臭であり、施設内に存在する核酸夾雑物を処理する場合に、どの程度の成果を得たかを検証することは非常に困難でした。これら核酸夾雑物を検出するためのリアルタイムPCRに用いるプライマーの検討を行いました。
 再生医療施設などの夾雑DNAの測定系については新しい技術であり、出席者の関心が高く、会場から多くの質問を頂きました。

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