軽金属学会東海支部ポスター講演会にて、奨励賞を受賞しました/後岡一騎さん
今回受賞をした後岡さん
10月7日(月)に、名古屋大学にて軽金属学会東海支部主催の「軽金属学会東海支部 特別講演会およびポスター講演会」が開催され、大学院 工学研究科 機械工学専攻 修士課程1年 西脇武志研究室所属の後岡一騎さんがポスター講演会にて発表を行い、奨励賞を受賞しました。
後岡さんは「角筒成形における部分軟化領域の最適化」というタイトルで発表しました。これはアルミニウム合金板の成形性を向上させるための研究になります。
アルミニウム合金板は鋼板に比べて成形性が劣っており、成形性を向上させる研究が行われています。そのため、アルミニウム合金板を部分的に軟化させ強度分布を付与させる部分軟化成形法の研究が行われてきましたが、どのような軟化領域が最も成形性が良くなるかは明らかになっておりませんでした。
それに対し、後岡さんは、箱型の容器形状を作成するための角筒プレス成形において、最も成形性が向上する部分軟化領域の導出を最適化手法を用いてを自動で決定するシステムを開発するという研究を行いました。
この研究の成果によりアルミニウム合金板の更なる成形性の向上が期待できます。
https://www.jilm.or.jp/uploads_content/2019/08/tokai20191007.pdf