2025.08.22 学生の活躍 建築学科 インテリアデザイン専攻 建築学科 建築専攻
大同大学奨励賞表彰式を行いました
表彰式の様子
2025年7月31日(木)学長室にて大同大学奨励賞受賞式が執り行われました。公益財団法人乃村文化財団が主催する「学生卒業設計・制作 NCF 空間ディスプレイアワード2025」における表彰事業選考の結果、建築学部建築学科から5名の卒業生が入賞する結果となりました。入賞したのは、建築学部 建築学科 インテリアデザイン専攻 船橋研究室の卒業生である小木曽 力斗さん、西尾 晟さん、杉山 玲那さん、福田 羽和さんと、建築学部 建築学科 建築専攻 武藤研究室の卒業生である中村 來珠さんの5名です。
このコンクールは、日本全国に所在する大学の2024 年度卒業者の卒業設計・制作作品を対象とした表彰事業です。表彰制度は、空間ディスプレイ分野の更なる活性化とディスプレイによる社会貢献の可能性を広げることを目的としており、同分野の新たな価値を切り拓く作品、研究、その他の活動に対して表彰ならびに賞金授与を行っています。卒業設計として制作した、小木曽 力斗さんの「都市の劇場-仮想境界による狭間の改修-」、中村 來珠さんの「海と記憶の間隙-⿊島集落における海を取り戻す時層的建築-」、西尾 晟さんの「25.1km に暮らす−地域鉄道駅再編計画−」が奨励賞を、杉山 玲那さんの「騒⾳から奏⾳へ-住⼯混在地域における⾳⾵景の提案-」が優秀賞を、福田 羽和さんの「我は拡張する、故に我々は在る」が最優秀賞をそれぞれ受賞し、全受賞者のうち半数以上を本学の卒業生が占めるというかつてない快挙を成し遂げました!
また、福田 羽和さんは2025年4月末日、毎日新聞社・一般社団法人総合デザイナー協会DASが主催(サントリーホールディングス協力、経済産業省後援)する「第56回毎日・DAS学生デザイン賞 大学生の部 建築部門」の審査が行われ、福田 羽和さんの卒業設計作品「我は拡張する、故に我々は在る」が入選を果たしました。
福田さんは、家族のかたちが多様化し、様々なライフスタイルが実現可能になった現代社会において、改めて「個人」の在り方を再考すべきとして、個人と社会の間に介在する【新たな集合住宅の共有部】の提案を行いました。専有部と共有部の干渉と拡張がもたらす公共性は、閉じた自宅と閉じた社会のあいだに生まれる新たな空間利用の可能性を示唆するものとして高く評価されました。本コンペは全国規模の設計コンペティションであり、本年度、福田さんは中部圏で唯一の受賞者となりました。
以上の功績は本学の名誉を高める顕著な業績をおさめたものであると認められ、西尾さんは初受賞、杉山さんは2回目、福田さんと小木曽さんは3回目、中村さんは4回目の大同大学奨励賞の受賞となりました。