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NEWS

2023.05.17 先生の活躍 総合情報学科 経営情報コース

UNESCO主催「第10回地盤沈下に関する国際シンポジウム(TISOLS)」で講演しました/大東憲二特任教授


口頭発表をしている大東特任教授

 2023年4月17日から21日、オランダのデルフトとゴーダにて開催された「第10回地盤沈下国際シンポジウム(TISOLS)」にて、大東憲二特任教授が講演しました。

 「第10回地盤沈下国際シンポジウム(TISOLS)」は、当初2020年4月に開催される予定でしたが、新型コロナウイルスの世界的感染拡大のために3年延期されていました。今回のシンポジウムのテーマは「Living with Subsidence(沈下と共に生きる)」です。

 このシンポジウムは、UNESCO IHP 「地盤沈下国際イニシアチブ(LaSII)」の後援の下で開催されています。 このグループは、1970年代から、地盤沈下に関する国際シンポジウム、共同プロジェクト、出版物を通じて、地盤沈下に関する知識の向上と普及に努めてきました。  

 地盤沈下は、世界中の何百万人もの人々、特に高度に都市化された沿岸地域等の生存可能性と持続可能な経済発展を脅かす大きな問題です。それは、しばしば地下水資源の過剰開発の結果です。世界の総コストは年間数十億ドルに上ります。
 地盤沈下を減らす、または停止させるには、新しい革新的な技術とアプローチが必要です。TISOLSでは、国際的な専門家が集まって、自然および人為的な地盤沈下に関する最新の研究と考察を共有しました。TISOLSでは、地盤沈下、信頼できるデータ、革新的な技術に関する理解を共有するためのプラットフォームを提供しています。最終的には、地盤沈下問題の認知度を高め、沈下地域における長期的で持続可能な生活条件のための的を絞った戦略と解決策を考案することを目指しています。これは、TISOLSで、水文学、地質工学、地質学の知識を政策や社会的に受け入れられる解決策に結び付けることにある課題に取り組むことを意味します。 

 大東特任教授は,UNESCO IHP 「地盤沈下国際イニシアチブ(LaSII)」のメンバーであり、2015年11月に名古屋で開催された「第9回地盤沈下に関する国際シンポジウム(NISOLS)」の実行委員長でした。今回のシンポジウムでは、LaSIIのメンバーとしてTISOLSの開催に協力するだけでなく、ポスター発表で、「Role of The Tokai Three-Prefecture Investigation Committee on Land Subsidence in The Nobi Plain 」を発表し、口頭発表で、「Management of groundwater in the Nobi Plain that modeled groundwater use for earthquake disasters and environmental preservation」を発表しました。

なお、大東特任教授の口頭発表は、YouTube動画で公開さています。
URLは以下の通りです。
https://www.youtube.com/watch?v=tQYpHR2tWxk

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