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2025.09.25 お知らせ 総合情報学科

単著『サービス産業の国際戦略提携 1976~2022:テキストマイニングと事例で読み解くダイナミズム』が刊行されました。/中村裕哲准教授

情報学部 総合情報学科 中村裕哲准教授の単著『サービス産業の国際戦略提携 1976~2022:テキストマイニングと事例で読み解くダイナミズム』が刊行されました。企業が海外市場に参入する際の戦略として、戦略提携(Strategic Alliance)は、限られた経営資源を活用し、リスクを抑えながら新市場に挑戦するための極めて柔軟かつ効果的な選択肢です。
 本書は、1976年から2022年までの45年間にわたる日本企業の国際戦略提携の実態と変遷を明らかにするものです。従来の事例研究や先行研究のサーベイに加え、新聞記事データに「テキストマイニング」を適用することで、定性的データを量的に扱い、長期間の動態をデータに基づいて体系的に捉え直しました。これは、「三角測量(トライアンギュレーション)」という、定性・定量を融合させた多角的な分析アプローチを採用した点に学術的な新規性があります。
 グローバル競争が加速し、2000年代の「セミ・グローバリゼーション」の文脈や、2019年末以降のパンデミック、地政学的リスクといった激変する外部環境の下で、企業がどのような提携戦略を展開してきたかを検証しています。
 筆者の長年の実務経験(合弁事業含む)と研究の蓄積を融合し、「戦略提携は、企業が競争優位を追求する上での『戦略そのもの』に関わる選択である」という問題意識のもと執筆されました。
 本書は、45年にわたる変遷から成功要因や失敗の兆候を読み解き、国際ビジネスの実務家に対し実践的な指針を提供するとともに、研究者や教育者に対しては、新たな分析枠組みと実証的な素材を提供する貴重な一冊です。

発行元のホームページはこちらhttps://www.bunshin-do.co.jp/catalogue/book5297.html

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