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NEWS

2025.11.28 イベント 先生の活躍

南生涯学習センター主催による「大同大学連携講座」の講師を 務めました/齋田浩見教授

南生涯学習センター主催、大同大学連携講座「見る!~映像制作から形のないものまで~」が、11月6日(木)より4週にわたり本学で開催されています。

最終回となる11月27日(木)の講座では、「絶対に見えないブラックホールに迫る重力の研究」をテーマに、教養部 物理学教室 齋田浩見教授が講師を務めました。
本日の講座では、ブラックホール研究の最前線が解説されました。まず、太陽の10倍以上の質量を持つ巨大な星が寿命を迎えると超新星爆発を起こし、中心部に鉄コアが形成されると説明。
鉄コアは重すぎて自分自身の重力に耐えられず中心の一点にまで潰れ続け、その中心点の周囲には『重力が強すぎて光すら脱出できない領域』が出現し、この領域がブラックホールである
と説明されました。ブラックホールは光さえ脱出できない超強力な重力領域なので『外からは絶対に見えない』とのことです。
さらに「重力波」と「ブラックホール合体」も取り上げられ、合体時には強い重力波が時空の歪みとして宇宙に伝わるとのことです。この歪みは日米欧の重力波干渉計で観測され、太陽質
量の約3倍分のエネルギーが重力波として放出されたとされるデータも示されました。
参加者は、実際に見ることのできない宇宙空間の謎について興味深く耳を傾けていました。

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