2025.09.10 お知らせ
大学構内で無差別殺傷事件を想定した対処訓練を警察・消防と連携して実施しました
当日の訓練の様子
本学では、もしもの事態に備えた安全対策の一環として、南警察署および南消防署と連携し、無差別殺傷事件を想定した対処訓練を実施しました。今回の訓練は、車両を凶器として使用した事件の発生を想定し、事件発生から初動対応、負傷者の救命活動に至るまでの一連の対応を確認することを目的としています。
訓練は9月9日(火)、構内のゴビーステージおよびゴビー広場を中心に行われました。想定された状況は、不審な車両が構内を暴走し、通行中の学生をはねた後、刃物を持って付近の学生を襲撃するというものです。これに対し、警察による犯人の制圧・逮捕、消防・救急隊による負傷者のトリアージおよび救命処置などが行われました。
当日は、警察57人、消防20人、本学ハンドボール部の学生ボランティア30人、大学職員4人の、計111人が参加しました。大学職員は、護身・防犯用のさすまたや盾を携行し、一時的に犯人と対峙しながら、周囲の学生に避難を呼びかける対応を行いました。また、無事だった学生たちは、警察による犯人制圧後、消防のエアーテント設営や軽傷者の避難誘導・搬送活動に加わりました。 訓練を終えた学生からは、「自分が事件に巻き込まれた場合に、どう行動すべきかを訓練を通じて理解できました」「人の命を守るための行動を学ぶことができました」といった感想が寄せられました。この訓練の様子は、複数のテレビ局や新聞社によって報道されました。