建築学科の建築専攻・インテリアデザイン専攻の米澤隆准教授が、CBCテレビ「チャント！」の取材を受け、コメントした様子が4月19日(金)に放送されました。
　米澤准教授は2025年に開催される大阪・関西万博の会場内のトイレの設計を手がけています。便器は60あり、奥行き13メートル、幅40メートルの敷地に約20の部屋を組み立てる会場内最大規模のトイレです。万博閉幕後を見据え、分解して再利用しやすいデザインになっています。建設費は撤去費込みで約2億円とのことですが、SNSなどでは「高すぎる2億円トイレ」と批判を受けることになりました。
　批判に対して政府や大阪府は「大規模トイレのため、平米単価にすると一般の公共施設のトイレと大きく変わらず高額ではない」としています。米澤准教授も放送の中で「移設・転用をメインコンセプトに据えて設計しており、開催期間の半年だけのための建築ではない」と説明しました。またこのトイレは未来の社会にメッセージを発したり新たな建築のあり方にチャレンジすることに金額を投じていると認識を示しました。

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